Walea Dive Resort
ダイビングワールド2004年11月号掲載特集 Photo by 峯水 亮






■海洋保護区 ワレア■
ワレアはインドネシアのスラウェシ島中央にあるトミニ湾に浮かぶ島です。
トミニ湾は THE CALMEST SEA IN THE WORLD と呼ばれる程の波穏やかな湾で、年間を通して、抜群の透明度を誇ります。ワレアはスラウェシ州政府により海洋保護区域に指定されています。この海域のリーフ周辺では一切の釣り、漁も出来ないことが、ここの自然があらされていない一番の要因でしょう。
また、ワレアの東側は、マルク海の玄関口に面し、マルク海からの支流が入り込むことから、大物などの魚影も濃く、秋にはクジラやマンタなどが回遊することもあります。また、リーフが保護されているために、一つ一つのサンゴが巨大で、無傷な状態で成長し続けています。
水深8メートル辺りでは、ピグミーも見られ、マクロも充実。
マングローブ域もすぐ近くにあることから、テッポウウオなどの姿も観察できます。
マクロ、ワイド共に唸らせる海です。


取材インタビュー   Coment by 峯水亮
○ワレアってどんな海でした?

ワレアの海はとにかくバリエーションが広いなと思いました。エリアが広くって(全部で30箇所ほど)、いろんなパターンのダイビングができます。大物回遊系が好きな方なら、島の東部エリアの「ゲコラン」というポイントの周りがお勧めですし、かわいいマクロ系が好きな方ならリゾートの正面エリアのリーフ「ラブアン」などがお勧めです。チョウチョウウオが大好きな私にとっては、レモンチョウチョウオが普通に泳いでいるのが見れたのがラッキーでした。でも侮れないのが、セルフで潜るリゾートの桟橋周辺エリア、ギンガメがわんさか群れているのにも驚きですが、水深5m前後のトサカの仲間に生息するピグミーシーホースの一種もかわいかったですよ。あと、近くにマングローブが生えているせいか、桟橋の下に、水の上にいる昆虫なんかを打ち落とすテッポウウオも居たりして、実は現地のガイドさんも知らない、少しマニアックな攻め方もできるのではと密かに思ってしまいます。次に行ったときは、是非そんなダイビングもしてみたいですね。あと、例年9〜10月頃は、リゾートの正面エリアで小型のクジラ類が現れることもあるそうですよ。

○サンゴとかはどうでした?

海洋保護区というだけあって、かなり見事なサンゴ礁がありました。島の東側で「クラクラ」というポイントでしたが、無傷の巨大テーブルサンゴが群生しているポイントがあり太陽の光がはいって、魚達がとっても気持ちが良さそうなんです。スラウェシ州の中でもここまで綺麗なところは他に無いんじゃないですか?クラクラとは亀の甲羅を意味するそうです。

○ワレアってどんなとこですか?

ワレアは、メナドとかに比べると、はるかに南の島のビーチリゾート色が濃いと思います。なぜなら、街並みに囲まれているわけでもなく、物売りに悩まされることもまったくないし、リゾートの周りにあるのは、色鮮やかな鳥達がさえずる緑の大自然と、白いプライベートビーチなんです。(余談:機材に余裕があったら600mmの望遠レンズ持って行きたかった。リゾートに鳥の図鑑と双眼鏡はあります。)もちろん、島にあるのはリゾートだけでなくて、もともと住んでいる村人達の集落もありますが、だからと言って、リゾートをガチガチのセキュリティーで遮断しているわけではありません。心配性の人なら、そんな事で大丈夫?と思うかもしれませんが、ここでは、そんな心配は微塵もいらないんです。ダイビングの合間にその村へ遊びに行って見るとすぐわかりますが、「あれ?今日は休みなの?」「この子が私の子供なの」なぜかあちらこちらに見慣れた顔がいるんです。そう、リゾートで働くスタッフの多くが、その村から働きに来ている人たちで、皆がよく知れた親戚同士だからです。また、ワレアにはこの島を守るかなりナイスガイの警察官が二人いるんですけど、その二人が住んでいるのが、このリゾートの従業員部屋なのだから(笑)これほど安心なことはないですね。

○リゾートの人はどうでしたか?

リゾートのオーナーは、イタリア人のルカさんシモーナさん、ルカさんはU2のボーノに少し似ていて、後ろから見ると上から下まで逆三系。見るからにイタリア男!って感じで、頼りになる兄貴って感じでした。シモーナさんはルカさんの良きパートナーで、すべての手配やリゾートの味を仕切っているママです。そう、ちょうど着いた日に不甲斐なく私が風邪を引いてしまって、その説は、ルカさんとシモーナさんにいろいろ薬やら氷やら助けてもらって、その親切にほんと感謝しております。

リゾートの会話は英語・イタリア語・インドネシア語が中心ですが、スタッフの中にはチェンさんという日本語がしゃべれるインドネシア人ガイドもいるので、英語が苦手な人でも大丈夫ですよ。お客さんはイタリア人を中心としたヨーロピアンが多くて、(皆2・3週間とか滞在してます)プライベートを大切にしながらも、遊びや食事の時間はファミリーのような接し方をしてくれるところが、一緒に居ても居心地が良かったですね。

○食事はどうでしたか?

食事は本格的なイタリアンが中心で、ピザやパスタはもちろん、焼きたてのパンにもはまりましたが、酢橘がきいて、さっぱりしたマグロのカルパッチョなどが特にうれしかったです。また、インドネシア料理も時々出してくれて(焼き魚や焼き飯が多い)、イタリアンと現地の味の両方が楽しめます。食後のスィーツまであり、日本人が普段食べる量の3倍ぐらいの料理が出てくるので、食べすぎにはホント注意しましょう。

■基本情報
<ダイブスタイル>
ダイブスタイルは1ボート4〜5名程度の少人数制で、午前1本、午後1本の2ダイブが基本。その間、1本目や2本目が終わった後にハウスリーフを潜ることができる。ナイトダイビングも可能で、リクエスト次第ではハウスリーフのセルフナイト以外にもボートで行くガイドナイトも可能。

<シーズナリティー>
水温は年間を通して30度前後なので、3〜5mmのワンピースがあればOK。ベストシーズンは天候・透明度共に安定する乾季の3〜11月半ばまでだが、中でも8〜10月頃が最も魚が増える時期で(クジラやマンタもチャンス有)透明度はその日にもよるが30〜50m以上ある。雨期の12〜2月は、赤道直下ならではの天候でスコールが多くなり天候は不安定になるが、太陽が出ると相変わらず日差しは暑く、透明度は20m以上で魚影も濃い。

<トラベルメモ>
時差:日本時間 -1
通貨:リゾートやホテル内はルピアの他USD・ユーロ・VISA・AMEX・MASTERが使える
電圧:AC220V 丸ピン2(Cタイプ)アダプターレンタル有
言葉:インドネシア語、リゾート内はイタリア語・英語・日本語と多国籍
水:基本的に水道水は飲まない方が良い。リゾートから貰える飲料水を飲もう



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