ビリ動物図鑑

<ボルネオピグミーエレファント>
ボルネオの固有種であり、絶滅危惧種に指定されている、ボルネオピグミーエレファント。世界最小のゾウで、アフリカゾウなどと比べても断然小さい。群れで周辺を餌を探しながら移動しているが、水辺に現れるのは早朝、夕方ころが多い。
<オランウータン> 
マレー語で「森の人」という意味を持っている。母親のオランウータンが、子供を大事に抱きかかえ、世話をしている姿を見ると、人間のようだ。毎日巣を作り、移動しながら生活している。特に、果物の茂っている木の周辺で見つけることが多い。
<テングザル> 
ボルネオ特有のサルで、湿地帯やマングローブ林の周辺に生息している。大きく垂れ下がった鼻と、膨れ上がったお腹が象徴的で、ボスザルとメスのハーレムグループと、オスだけのバチェラーグループの2グループで行動をしている。キナバタンガン川ビリ全域にて、見れる可能性が高い。比較的、夕方の方が見やすい。
<カニクイザル> 
キナバタンガン川周辺に多く生息しており、キナバタンガン川周辺では頻繁に見かけることができる。カニクイザルも群れで生息している。
<ヒゲイノシシ> 
餌を探して、湿地帯や、リゾート周辺を移動している。単体もしくは、2~5匹程度で見かけることが多い。日本のイノシシとの違いは、下あごには長い髭が生え、鼻の先端と目の中間に、左右一対の肉丘がある点です。ボルネオ島全域で生息しており、比較的見つけやすい。
 <サイチョウ>
キナバタンガン周辺には、計8種類のサイチョウが生息している。
このサイチョウは、Rhinoceros Hornbillという名前で、鳴き声がとてもうるさいので、近くにいれば、すぐに見つけることができます。
<ズグロサイチョウ>
ビリ周辺に生息するサイチョウの1種。8種の中でも鮮やかで美しい種類だが、見かけるのは比較的難しい。
<ルリカワセミ>
南アジアから東南アジアに分布して生息するカワセミ。川辺など比較的見つけやすい。特にモーニングクルーズ中。もしくはナイトウォークの時には寝ているルリカワセミに遭遇することもある。
< クロアカヒロハシ>
その名の通り、幅広い色鮮やかなクチバシと、黒と赤のボディを持つ。 
子育て中は、ジャングルウォーク中に巣の中で見かけることが多い。
   
<ウォーレスクマタカ>
キナバタンガン川流域で観察する機会が比較的多い種類のタカ。だが、個体数はそれほど多くはない。成体になると羽の色が更に黒くなる。
<マレーウオミミズク>
水辺近くの森林に生息しており、夜行性。魚、爬虫類、昆虫、小型哺乳類などを捕食する。
<イリエワニ>
主にマングローブ林を好んで生息している。ワニの中でも最も気性の荒いと言われている。かなり警戒心が強く、わずかなボートの音などでも、すぐに身を隠してしまうため、ビリ周辺に生息はしているものの、見かけることは非常に難しい。
<ミズオオトカゲ> 
キナバタンガン川周辺、ロッジ周辺でも比較的簡単に見かけることができる。泳ぎが得意で、水中を泳いでいる事も多い。
 <マングローブスネーク>
水辺の近くの熱帯雨林やマングローブ林に生息している。夜行性で、爬虫類、鳥、齧歯類などを食べる。奥歯に毒歯がある毒蛇で、気性も荒い。日中は木の上で寝ていることがほとんど。
 <ボルネオモリドラゴン>
名前の通りジャングルの中に生息しており、木の上にいる。昆虫類節足動物等を食べる。
<ミドリホソカロテス>
森林などが良く茂った地域に生息することが多く、樹上性。ただ、ジャングルの奥地ではなく、比較的歩道やロッジ周辺で見かけることが多い。
<カエル>
カエルなどの爬虫類も、ボルネオ島は豊富な種類が生息しています。空飛ぶカエル、空飛ぶトカゲなどの他、大中小さまざまなサイズの爬虫類をご覧いただけます。カエル、トカゲなどをご覧いただきたい場合は、ナイトウォークがおススメです。
<昆虫>
ボルネオ島は、昆虫が豊富に生息していることで有名です。蝶、カブトムシ、クワガタをはじめ、ナナフシなどの珍しい昆虫もご覧いただけます。昆虫好きな方には、ナイトウォークがおススメです。

 動物カメラマン・依田和明氏がビリを訪れました。
  →依田和明氏による、ビリ・動物情報はこちら

依田 和明
26歳の頃に沖縄県石垣島へ移住。石垣島にてダイビングガイドとして働く。その後、水中/動物写真家となり、ダイビング関連、動物関連の取材撮影を中心に活動。2004年、盲導犬などの介助犬を雑誌等で連載した事をきっかけにペット等の撮影にも力を入れる。2006年「ペットフォトライフ」を運営。現在、横浜を拠点に撮影活動を行っている