赤道直下、ボルネオ島旅行専門サイト|株式会社ユー・ツアー・サービス
野生動物のサンクチュアリ「ビリ」はボルネオ島の東側にある熱帯雨林のジャングルの中にあります。
なぜ野生動物の聖地かというと・・・雄大に流れるキナバタンガン川の上流にあるビリは観光の手がそこまで入っておらず、より原始的な森が守られ動物たちの憩いの場になっているのです♪
さらに、ビリには野生のオランウータンだけでなく、世界最小のゾウであるボルネオ象も生息しています!
象といえばアフリカやインドのイメージが強いですが、マレーシアにも・・・実はいるんですね~~。
アフリカゾウなどに比べて知名度はないですが、性格はおとなしく愛情深いと言われるボルネオ象(この前、ダーウィンが来た!でも放送されました)。
スタッフの現地視察で6月にビリに行った際に、そんなボルネオ象たちに出会うことが出来ました!
ボルネオゾウは世界最小?
ボルネオゾウは先程述べたように世界最小のゾウだといわれています。ゾウといえば「大きい」が1つの代名詞なので世界最小というと少し拍子抜けするかもしれませんね。英語ではBorneo pygmy elephantと書くこともあります(pygmyとは小人などを意味し、小さいことを表す語です)。では実際、ボルネオゾウは世界最小のゾウなのか?といわれれば、必ずしもそうとは言い切れない部分もあるようです。
というのも、サバ州のゾウ(サバ州はボルネオ島にあるマレーシアの行政区の1つです)とマレー半島のゾウの大きさを比較したところ、あまり違いはなかったようです。一方、同じサバのGomantong Forestというところの大人のメスの頭蓋骨の大きさはスマトラ島のものの頭蓋骨より2割ほど小さかったようです。
実際のところはボルネオ島のゾウはゾウの中では小型とはいえ、すべからく世界最小といえるかといえば少し疑問が残るといった感じではないでしょうか。
野生動物の観察方法の1つがリバークルーズです。広大なジャングルで水場を求めてキナバタンガン川に集まる野生動物たちをウォッチします。主に見られるのはテングザル、カニクイザルなどのおサルさん、サイチョウなどの鳥たち。運がいいと大人気オランウータン、そしてさらに幸運が訪れるとボルネオ象に出会えます。緑の大地にかけられた黄色いリボンのように蛇行するキナバタンガン川を電動ボートでガンガン進みます。
こんなに広い川の中、素晴らしい視力のレンジャーは何か動物を見つけるとサっとボートを岸に近づけます。
ユーツアーの名ガイド「カシミール」も望遠鏡で探してくれていますよ~。レンジャーの情報では昨日ボルネオ象が現れたので今日もいるかも知れない、とのこと。移動する習性をもつ象たちは常に同じ場所にいることはありません。
おお!ついに発見であります!ボルネオ象の群れです。夕方の食事中らしく、辺りの葉っぱを手あたり次第モリモリ食べています。泥で汚れているのか?体は意外と薄い色です。赤ちゃん象が母親のあとをヨチヨチ着いていく姿の可愛さといったら!
と、森の奥の方からボス象らしき低い鳴き声が!威嚇してるのか、仲間を呼んでいるのか不明ですが、仲間たちは一向に無反応でお食事に夢中。。。いずれにしても象たちを刺激しないようにある程度の距離を保って観察するのがルールです。
執筆者:東京店 KIM
そのときに撮影したムービーがこちら。赤ちゃん象にご注目!
ボルネオ島の魅力は行ってみないと分かりません!
ビリ行きのツアーはこちらのリンクからご覧いただけます。