まずはフルーツや野菜を1口サイズにカット。スイカ・パパイヤ・ヒマワリの種・インゲン・豆腐・レーズン・粉ミルクなど栄養バランスを考えた餌を混ぜ合わせ袋詰めします。
餌袋は麻袋に入れて縫い合わせるタイプ、葉っぱで包み縛るタイプの2種類。オランウータンが自ら餌を袋から取り出す作業は脳と手を使うので、これもリハビリの1つになるのです。
センターから貸し出される長靴とヘルメットを身に着け、センター最年長のオランウータン君の小屋をお掃除。ホースとブラシで床や棚、遊び道具のタイヤまで小屋内にあるもの全てキレイに洗います。
最後に水切りで床の水を掃いたら、フルーツを各自好きなところに置いて終了です。きれいになった小屋にオランウータンを戻し、おやつのフルーツを食べる姿を観察します。
先ほど作った餌をオランウータンたちに与えます。檻の中にいる子たちには指導員のアドバイスのもと、直接手渡しであげることもできます。
広い舎内に複数でいるオランウータン達には見晴らし台に登り、上から投げて渡します。1匹づつ平等に行き渡るように狙いを定めて投げてください。
餌に一直線で向かう子や、のんびりしていて出遅れてしまう子。それぞれ性格の違いがわかります。餌に対してどんな反応をするか観察してみましょう。
セメンゴに移動し、フィーディングタイムに現れるオランウータンを観察します。ここは日帰り観光スポットとしても有名で、一般観光客も訪れる場所です。保護プログラム参加者はユニフォームを着ている為、スタッフも一目で認識してくれ、オランウータンが出そうなスポットに連れて行ってくれたり、オランウータンの詳しい話をしてくれることもあります。
広い敷地内で自由に動き回る彼らを見届け、保護プログラムは終了です。