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クチン市内から車で約2時間、サラワク州最西端の港町スマタンのジェッティからボートに乗り、約45分でこのタンジュンダトゥ国立公園に到着します。
ボートでのアクセスですが、離島ではなくボルネオ島の最西端に突きでた岬が国立公園に指定され、インドネシアとの国境付近に位置します。
南シナ海に面し面積は1379ヘクタールとサラワク州の国立公園の中では最も小さな公園の1つですが、ボルネオ島の本土から車でアクセスすることができず、最も自然がそのままの状態で残るエリアです。
原生林の熱帯雨林の森に囲まれ、サンゴ礁のある透明度の海、白い砂浜が広がる自然に恵まれたエリアです。特にサンゴ礁と熱帯雨林という地球上で最も多様性のある2つの自然を両方持っている貴重な公園なのです。
またウミガメが上陸し産卵するエリアとしても知られています。サラワク州で最も多くカメが上陸するタランタラン島とはボートで約20分の距離にあります。(タランタラン島の詳細はコチラ)
タンジュンダトゥ国立公園のビーチには、ウミガメが産卵のために上陸するのも魅力のひとつです。近隣のタランタラン島やサタン島に比べると上陸頻度はそれほど高くはありませんが、ピークの5~8月の期間は1か月に約10回のペースで上陸します。
この島には一番メジャーなアオウミガメ以外にオリーブヒメウミガメも訪れる島として、そのカメを狙ってここで数日過ごす観光客もいます。島内には産卵した卵を保護・管理する産卵ネットが設置されており、カメを保護するレンジャーは3~4人駐在しています。
タンジュンダトゥ国立公園の背後にはグヌン・メラノ(542m)を頂きとする山が広がっています。この地形を生かしたトレイルがいくつかあり、熱帯雨林の植生や動物、海岸の景観など楽しめます。
・Telok Melano (3.7km)
漁村テロクメラノから公園本部までの続くトレイル。昔使われていた農地から海岸線を歩く気持ちのよいコースです。帰りは歩かずボートで戻ることも出来ます。
・Pasir Antu Laut Trail(2.7km)
公園本部から出発して、森の中をトレッキングしながら川で水浴びしたり、終点はビーチに出るバリエーションに富んだコースです。森でサルに出会ったり、川でエビを見つけたり動物との出会いも楽しいトレイル。
・Viewpoint Trail(500m)
片道500mほどのお散歩気分で行けるコースで、高さ80mの丘を目指します。小さな展望台からは海と近隣の離島が見渡せる眺望スポットです。